黒柳徹子 アラン・ドロンから本気の口説 50年前、手を握って「ジュテーム」
女優でタレントの黒柳徹子が17日、テレビ朝日系「黒柳徹子だけが知っているTHEテレビ伝説60年史」に出演し、映画「太陽がいっぱい」などに出演したフランスの名優アラン・ドロン(80)に本気で口説かれたことを告白した。アランが黒柳の手を握って離さず、当時の写真も放映された。
黒柳がNHKのバラエティー番組「夢であいましょう」の進行を務めていた当時のことで、構成を手がけたのは7日に亡くなった永六輔さんだった。
1964年(昭和39)のことで、来日したアランが同番組に出演するためスタジオ入り。黒柳が「はじめまして。黒柳徹子でございます」とあいさつするなり、アランは「テツコ、なんて美しいんだ」と手にキスをし、口説き始めた。バラエティー番組らしく、「黒柳に愛をささやく」という設定のコントだったが、アランは黒柳に一目ぼれ。手を握って離さず、収録そっちのけで積極的になる一方だったといい、スタッフは「やり過ぎじゃないか」と引き気味になったという。
当時の写真が放映され、アランが黒柳の手を握って手の甲にキスしたり、黒柳の唇にキスするほど顔を近づけている写真もあった。
収録後は赤坂のナイトクラブへ行き、踊りながらアランは「ジュテーム」と耳元にささやいたという。黒柳がアランをタクシーでホテルに送っているとアランがカメラマンを見つけ、黒柳を隠した。カメラマンは黒柳を浅丘ルリ子と思い込み、週刊誌にはアランが浅丘と密会したとの記事が掲載されたという。
アランは別れる際、黒柳に自身の写真入りメッセージを手渡した。「君を知らないでずっときたのは不幸だった。今度あった時にね アラン・ドロン」と書かれていたという。黒柳は「(収録に)持ってくれば良かったんだけど、どっか行っちゃった」と、あっけらかんと話した。