ダル弟に懲役2年6月求刑 LINE上の賭博開帳図利
無料通信アプリLINE(ライン)を使って野球賭博をしたとして、賭博開帳図利と常習賭博の罪に問われた大阪府羽曳野市の自営業ダルビッシュ翔被告(27)の論告求刑公判が19日、大阪地裁(橋本一裁判長)で開かれ、検察側は懲役2年6月を求刑した。判決は9月27日。検察側は論告で「賭博場は常設である必要はなく、被告の自宅を中心とする生活圏や行動範囲の中で行われた」と指摘。弁護側は「携帯を操作するのは車内や旅先など不定の場所で、賭博場は存在しない」と反論した。
弁護側は計約2億2千万円を賭けたとする常習賭博罪は認める一方、賭博開帳図利罪は成立せず、常習賭博ほう助罪にとどまるとして執行猶予を求めた。
翔被告は米大リーグ、レンジャーズの有投手の実弟。「申し訳ありません。まっとうな社会人として生きていくことを誓います」と述べた。