巨泉さん、最後は指を3本、9本たてて「サンキュー」 小倉氏明かす
キャスターの小倉智昭氏が20日、フジテレビ系「とくダネ!」内で、12日に亡くなったタレント・大橋巨泉さん(享年82歳)の最後の様子を語った。
番組では、中盤に巨泉さんの訃報を放送。小倉氏にとって、巨泉さんは「40年前に競馬場で声を掛けられ」、事務所に所属させてくれた大恩人。「そこから(世界)まるごとHOWマッチで、今のきっかけができた」と、小倉氏がブレークするきっかけとなった大ヒット番組出演のきっかけをつくってくれたのが巨泉さんだった。
「亡くなったときいて相当うろたえた」と正直な気持ちを吐露。「覚悟はしていたが、まさかこんなに早く別れがくるとは思わなかった」と神妙な表情を浮かべた。
18日に行われたお通夜にも出席し「本当に細くなっちゃって巨泉さんの面影なかったですけど、最後のお別れだったので、ありがとうございましたと話しかけてきた」と語った。
また巨泉さんの妻の話として、昨年からの巨泉さんの様子も報告。去年の暮れに腸閉塞になり、その痛みが辛く、ものが食べられなくなり、年明けから体重が減って歩けなくなったという。4月からは、深刻な状況となったため、自宅近くの病院の集中治療室で最後を迎えたという。
最後は言葉も話せなくなり、妻へ「ありがとう」しかいわなくなったという。その「ありがとう」さえも出なくなると、手の指で3と9を作り、「サンキューってやったんだよねと。奧さんは悲しそうでした」と、語っていた。