たけし 大橋巨泉さんに最大級の賛辞 「テレビ創世記の代表格」
ビートたけし(69)が23日、レギュラーを務めるTBS系情報番組「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜、後10・00)に出演し、今月12日に急性呼吸不全のため、82歳で死去した司会者でタレントの大橋巨泉さんを悼んだ。
たけしは巨泉さんについて「テレビ創世記の代表格というか、巨泉さんが最初に始めたものが、いまだに流れが残っている。その後、自慢じゃないけど私が作った番組がやや残っている」と評した。
さらに「野球は巨人 司会は巨泉」のキャッチフレーズにちなんでか、「一番いい時代に生きたテレビタレントであって、長嶋さん、王さんがジャイアンツの全盛期だとしたら、テレビの全盛期は大橋巨泉じゃないか、というぐらい」と最大級の賛辞を贈った。
強烈なリーダーシップと強いこだわりを貫いた巨泉さんの硬骨ぶりにも言及。「いくら言われても信念通して…、『テレビに娯楽なんて入れやがって』って文句言われた時代もあったんだけど、結果的にそれを作っちゃったからね。テレビをよく知ってるし、外国もよく知っていた人。素晴らしいですよ」と、テレビ界に残した功績をたたえた。
たけしは、巨泉さんが司会を務めた、1983年4月スタートのTBS系バラエティー番組「世界まるごとHOWマッチ」に、巨泉さんから熱烈な“ラブコール”を受けてレギュラー出演。89年10月スタートの同局系バラエティー番組「ギミア・ぶれいく」でも共演した。
巨泉さんは著書「ゲバゲバ人生」でたけしについて「自分のキャリアの円熟期にこんな男が登場したのだから共演したくなった」などと記し、たけしの才能にほれ込んでいた。