上杉隆氏 都知事当選なら最低賃金だけもらう 時給907円のみ、全額返上あらため
東京都知事選挙に無所属で出馬したジャーナリストの上杉隆氏(48)は、東京・銀座4丁目交差点で街頭演説を行い、お金をかけない手作りの選挙戦ぶりを語った。
上杉氏は暑さのためもあって甚平姿で登場。政党公認の候補のような選挙カーは「2000万円かかる」と、自身はワゴン車にポスターを張り簡素化。演説の拡声器やスピーカーも「知り合いの衆院議員から借りた」とし、演台もビールケースを使っている。これも「選挙期間中は酒屋から借りた」と徹底して無駄を省き、都民に訴えてきた。
上杉氏は「お金ない。組織ない。テレビの出演もない」と言いながらも「東京への恩返しの気持ち。政策実現への道筋、財政の確保の方法は持っている」と、自身の政策も具体的に無駄を省いて生まれる財源を示した。
また、当選した際は知事の給料を全額返上すると公約に掲げているが「何かと批判を浴びているので、東京の最低賃金の時給907円だけいただく」と、演説中に支援者の同意を得て公約変更した。