X、GLAY、LUNA SEA集結! 10万人規模のヴィジュアル系フェス開催

 X JAPANのYOSHIKI、XおよびLUNA SEAのSUGIZO、GLAYのTAKUROが25日、東京・六本木のリッツカールトン東京で緊急記者発表会見を開き、ヴィジュアル系バンドのロックフェス「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by RAKUTEN」を10月14、15、16日に千葉・幕張メッセで開催することを発表した。

 出演アーティストの発表第1弾として、X JAPAN(14、15、16日)、LUNA SEA(14、16日)、GLAY(14、15日)も発表。ギタリストのPATAが大腸憩室炎及び門脈血栓症のため、1月15日に緊急入院して以来活動休止していたXにとって完全復活のステージともなる。さらに日本中のヴィジュアル系バンドが集結し、最終的には数十になる予定。

 動員は「3日間で10万人規模」としており、関係者は「国内に数多くのフェスが乱立する中、そのすべてを凌駕(りょうが)する一大イベント。ここから再びヴィジュアル系の伝説が始まる」と“宣戦布告”。海外にもライブビューイングなどで配信される予定。今後の継続的開催も計画している。

 会見は午後2時開始予定が40分遅れてスタート。YOSHIKIは、2010年に米シカゴでTAKURO、SUGIZOらと会食した際に「ヴィジュアル系が誕生して約30年。日本で生まれた特殊な文化に影響されたバンドがアメリカや欧州にどんどん出てきている。だったら日本のヴィジュアル系シーンをもっと盛り上げよう」とアイデアを相談したことを明かした。

 SUGIZOは2つのバンドにまたがるため「オレ5本やるんですけど?」と苦笑しながら「ジャンルを1つに絞り込んだフェスは他にない。日本を背負ってやる」と気合十分。TAKUROは「X JAPANにあこがれてやってきた。共演は夢であり、ワクワクしている」と目を輝かせた。

 YOSHIKIは「HIDEも出ると思うよ」と98年に急逝したメンバーの“出演”も予告。「本当はHIDEもTAIJIもいてほしかった。この素晴らしい仲間たちと世界に向かっていきたいと思うので、よろしくお願いします」と涙ぐむ場面もあった。

 公演初日の14日は、「エクスタシー・サミット」の24年ぶり復活と位置づけることも明らかになった。同イベントはYOSHIKIが1986年に設立したレコード会社「エクスタシーレコード」に所属するアーティストが一同に介して行われたイベント。88年に初開催され、1992年の大阪城ホールと日本武道館で公演が最後となっていた。

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