やく氏、ポケGO侮蔑発言は「丸くなった」と言われたから あえてきつい言葉を選択

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の利用者に対して、「心の底から侮蔑します」などと発言したことが物議を醸している、漫画家のやくみつる氏(57)が26日、レギュラー出演するフジテレビ系「みんなのニュース」で真意を語った。

 「ポケモンGO」とは別に、ある日、タクシーに乗車した際、運転手から「近頃丸くなったんじゃないの?」と言われたことが胸にひっかかっていたというやく氏。「まあ、折よくこういった問題が出ましたから。ここは一つ私の意見をかましてみようと」と考え、「言葉を慎重に選んで、あえてきつい言葉を使って申した」と“炎上”が想像される強い言葉を用いたと説明した。

 やく氏は25日にコメンテーターとして出演した読売テレビ、日本テレビ系の「情報ライブ ミヤネ屋」で、街中でゲームに興じる人々に対して「愚かでしかない。こんなことに打ち興じている人、本当、心の底から侮蔑します」などと発言。ネット上を中心に賛否両論の反響を呼んだ。

 やく氏は、架空の世界を描く創作物であるゲームそのものを批判しているわけではないとも主張した。「架空のものであっても映画だって本だって、もちろん漫画だって、それぞれエンターテインメントとして堪能します」とした上で「それと現実の世界とは峻別して(区別をつけて)、外でそれを引っ張り出すのはよろしくないんじゃないのと(いうことです)」と語った。

 出演コーナーでは「みんなのニュース」で共演するフジテレビの伊藤利尋アナからは「今日は侮蔑とはおっしゃらない」と水を向けられた。やく氏はすかさず「あれ、濁音が2つ続くところがみそなんです」と、吟味の末に「侮蔑」という言葉を選んだ意義を力説。伊藤アナからは「言い方がありますからね」とフォローされていた。

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