新司会の昇太「学級崩壊」に四苦八苦 私語、座布団投げられるも…“新笑点”
日本テレビ系「笑点」(日曜、後5・30)の6代目司会者となった落語家・春風亭昇太が31日の放送で「学級崩壊」に見舞われた。
勇退した桂歌丸の後任として、大喜利の司会を初めて務めたのが5月29日。早くもベテラン揃いの大喜利メンバーからの洗礼を受けた。
この日は新メンバーの林家三平を同じ林家一門の林家木久扇が、「そういうの(大喜利)言うのよ、そういうの。とっても良かった」と褒め、別の大喜利でも三平に“ブラック円楽”こと三遊亭円楽が「もっともっと気を楽にやって」と声をかけ、木久扇が「でもいい答えだったと思うよ」などとフォロー。収録中とは思えない雰囲気に、昇太が「そこで感想言わない。楽屋でやって」と苦笑いしながら指導すると、円楽は「あんな司会者、無視していい」と横やり。会場から笑いが起きた。
円楽はなおも木久扇の大喜利にツッコミを入れるなど、ツッコミ合戦となり、昇太は思わず「歌丸師匠が司会やめてから、ムダ話が多すぎるから」とぼやいた。続けて「自由に話さない!」とメンバーに注意すると、逆に困った昇太の姿にメンバーが大喜び。会場も爆笑に包まれ、三遊亭小遊三は「これを、学級崩壊という」とニヤリ。メンバー全員から「うまい~!」と拍手が起こった。
ユルんだ空気を締めようと、「全員の(座布団)一度持ってって」と呼びかけると、今度は「な~んでだよ~」の声。円楽が座布団を投げるなど、“学級崩壊”の様相となり、昇太は「みんな、まじめに学習してください」と苦笑しながら、教育的指導をする展開となった。
番組のエンディングでは、小遊三が司会者席に座り、昇太が泣きマネ。新司会の“昇太色”が全面に出た“新笑点”の放送回となった。