隣町出身の北島三郎 親友・元千代の富士の死に「寂しさと悔しさ」
「ウルフ」の愛称で親しまれた昭和の大横綱、元千代の富士の九重親方=本名・秋元貢=が、都内の病院で死去したことが31日、分かった。61歳。北海道福島町出身。昨年6月に早期の膵臓(すいぞう)がんの手術を受け、7月下旬まで入院していた。同9月の秋場所に復帰した時には、やせた姿に心配する声も上がっていた。
隣町、北海道知内町出身の演歌歌手・北島三郎(79)は、現役時代から食事をするなど公私に交流があり、2カ月ほど前には都内で偶然会ったばかり。この時、体調を気遣うと、親方は「元気ですよ」と話していたという。
「角界の名横綱、郷土の親友でもある九重親方の突然の訃報を聞き、寂しさと悔しさで胸が痛みます。今はただ、ご冥福を心よりお祈り申し上げます」と早すぎる死を悼んだ。