猪瀬直樹氏 杉田かおるに「舛添と一緒にするな!」 愛の説教に杉田が涙
元東京都知事の猪瀬直樹氏と女優の杉田かおるが1日、TBS系の「7時に会いましょうSP 芸能界!禁断の対面!イザコザ完全密着SP」で15年ぶりに対面し、杉田は猪瀬氏から15年前に「長いものに巻かれろ」とのアドバイスをもらったことを明かした。再会した杉田が猪瀬氏に真意を問うと、猪瀬氏は「舛添と一緒にするな!」と前知事の舛添要一氏の名前を出し、不快感をあらわにした。
杉田が36歳だった15年前、恋愛遍歴をネタにバラエティー番組で過激な発言を連発し、それがウケて自叙伝の出版が決定。編集者の紹介で猪瀬氏に会うことになり、アドバイスをもらったという。猪瀬氏は杉田に「過激な発言はやめたほうがいい。長いものには巻かれなさい」と助言したという。
しかし、杉田はそれを無視して過激発言を続け、長いものに巻かれることもなかった。それから13年。猪瀬氏が東京都知事になったものの医療法人から5000万円を借用したことが発覚し、公職選挙法違反の疑いで都議会で追求されていた。杉田は「長いものに巻かれて失敗してるじゃない」と思わずにいられなかったという。
番組の企画で15年ぶりに対面し、杉田が当時のアドバイスの意味を問うと、猪瀬氏は「一度長いものに巻かれるということは、監督の言うことを聞いたり先輩の言うことを聞いたりということ。努力してもう一度、生き直すっていう意味なんだよ。分からなかった?言ってる意味?その後、毒舌キャラになった。どういうつもりで話し聞いてた?」などと尋ねた。
杉田が「都知事になられて」と話し、猪瀬氏が5000万円をカバンに入れたことを示すために都議会でカバンに無理やり詰めようとしたことを指摘。「これは長いものに巻かれた姿なのかなって?」と皮肉めいた口調で尋ねた。猪瀬氏は「オレは長いものに巻かれたことは一度もない」とし、「何が聞きたい?」と尋ねた。
杉田が「猪瀬さんのあとの舛添さんもそうですけど…」と言いかけると、猪瀬氏は「舛添と一緒にするな!」と呼び捨てにして不快な表情に。冷静になって「僕に会うにあたって何か本を読んだ?」と自身の著作を読んだかどうかを問うた。杉田が読んでいないことを告げると、猪瀬氏は「だからダメなんだよ」と説教口調になり、自身は杉田の著書を読んだことを述べた。
杉田が本の中で、ドラマで死体役をやったこと、そのために腹部を動かさないように呼吸することを研究したことを「これはいい!」とほめ、「頑張ったと思ったよ」とも伝えると杉田は涙をぬぐった。
猪瀬氏はまた、「子役から女優になろうとして人に悪口言われたりとか、傷つけられたりしたからちょっと毒舌っぽくなったり」などと杉田の心理を分析。杉田は何度も涙をぬぐった。