極楽・山本の起用は「吉本興業の対応」で判断 MBS社長会見
大阪・毎日放送(MBS)の三村景一社長が2日、大阪市の同局で夏の定例会見を開いた。2006年に淫行騒動(後に不起訴)を起こして同局ラジオ番組を降板した極楽とんぼ・山本圭壱(48)の今後番組起用に関して、山本の元所属事務所である吉本興業がコンビ再結成を正式に認めるかが大きな判断材料になるとの考えを示した。
現在も相方の加藤浩次(47)は同局ラジオでレギュラー番組を持っているが、三村社長は「いきなり2人でフジ(7月30日『めちゃ×2イケてるッ!SP』)に出たんだから、レギュラーさせてよという話はダメだと思う。それはない」と述べた。
そのうえで「吉本(興業)さんがどう対応されるのか。それは大きなハードルになってくると考えています」とした。同席した浜田尊弘・取締役制作局長も、06年の山本降板が吉本興業を解雇されたことが契機だったとし「まずそこの立場を確認してからになります」と説明した。
ただ浜田取締役は「そういう(メディアへの本格復帰の)機会があれば、まず一番に我々のレギュラーやっていただいていたわけですから、我々のところから、という気持ちはあります」とも。極楽とんぼが9月から全国行脚のライブから出直すことを挙げ「ライブで全国を回り、今ある状況を好転させようというスタンスと受け取っている。それは応援するという立場です」と加藤の番組内での告知などは認める方針を示した。
三村社長も「今後の出演に関しての決定は現場のプロデューサーが判断するのが基本。現場判断で決めたならば、それはダメだとは言わない」と含みを持たせた。