菊地弁護士、大渕弁護士へ「ルールを把握していて当然」
東京弁護士会から業務停止1カ月の懲戒処分を受けた大渕愛子弁護士(38)について、番組で共演中の菊地幸夫弁護士が3日、日本テレビ系「スッキリ!」の電話取材に応じ、法テラス制度について認識不足とした大渕弁護士に対し「ルールを把握していて当然」と指摘した。
大渕弁護士は2010年に女性から養育費請求の依頼を受任、その後、女性は弁護士への報酬支払いについて日本司法支援センター(法テラス)の援助制度を使った。法テラスの規定では制度を利用した依頼人から直接弁護士が報酬を受け取ることはできないが、大渕弁護士は受任時に約束した着手金の不足分などを受領したまま返還せず、2011年10月に弁護士会の役員の説得に応じて返還した。
この問題に、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」で大渕弁護士と共演している菊地幸夫弁護士は「通常は、法テラスとの間でどういう契約でやるのかと言うことに関しては、法テラス側からの説明なり文書なりも来ているとは思いますし、残念ながら、弁護士としてはそういうルールを把握していて当然」とキッパリ。さらに「1カ月の業務停止は、弁護士としてダメージは小さくない」とも付け加えた。
大渕弁護士は2日に行った会見で、法テラスの規定を知らなかった理由について、中国関係の仕事ばかりをしていたため、国内案件を教えてくれる人もおらず、手探りでやっていたと説明していた。