麻木久仁子、両乳房の乳がん闘病振り返る
タレントの麻木久仁子(53)が4日、フジテレビ系「バイキング」に出演し、2012年に発症した乳がんとの闘病を赤裸々に告白した。
番組では、都知事選に出馬した鳥越俊太郎氏が発言して話題になった「がんサバイバー」(がん経験者)を特集。がんを克服した4人の「がんサバイバー」が自身の闘病を振り返った。
左右の乳房のがんを罹患した麻木は、「これから50歳になるという時期にたまたま受けた乳がん検査で見つかった。胸は小さいので関係ないと思っていた。自覚症状もなかった」と突然のがん宣告に大きなショックを受けたという。
もっとも、乳がんは胸の大きさに関係なく、女性が一番なりやすいがんで、番組では「乳がん患者の1パーセントには男性もいる」とも伝えた。
麻木は乳房にしこりができる前の早期で分かったが、それでも担当医からはがん切除を言い渡された。左右乳房の患部は乳輪の近くにあったため、「目立たないように乳輪に沿って切れ目を入れてくれて、患部を取り除いて中を抜いたので形は少し小さく凹んだりはしているが、見た目は目立たないようにしてくれた」と手術を振り返った。
当時の気持ちについては、「乳房を切るってどこまで切るんだろうと不安になった。自分のバストは、きれいな大きなバストじゃないから、自分では愛着あるとは思っていなかった。傷が付きますと言われると、大事になっちゃって失いたくないなと」と女心をのぞかせた。
その後は左右30回ずつの放射線治療などを受け、現在はホルモン治療を続け、「毎日薬を飲んで、三月に一回ぐらい診察を受けている。あと1年ぐらい頑張れば」と前向きに語っていた。