SMAP解散 NHKがテロップ、異例の臨時ニュース 各局も速報
国民的グループ、SMAPが14日未明、12月31日をもって解散することを発表した。ジャニーズ事務所が同日午前1時前に報道各社へFAXを送ったことを受け、NHKがテロップを流して臨時ニュースを伝えるなど、異例の報道。民放各局もテロップやニュース速報で対応するなど、列島に衝撃が走った。
NHK(総合)はリオ五輪・テニス男子シングルス準決勝、錦織圭VSアンディ・マリー戦を生中継していた14日午前1時18分、テロップで「人気アイドルグループSMAP 12月31日で解散へ 事務所発表」と臨時ニュースを報じた。
試合終了後の1時39分からはニュース速報で「25年以上にわたってグループとして活動を続け、国民的な人気を集めてきたアイドルグループのSMAPが、ことし12月いっぱいで解散すると、所属事務所が発表しました」「事務所ではグループの今後の活動についておよそ半年間、メンバー5人と議論を重ねたということですが、メンバーの一部から『休むより解散したい』という意見があったといい、グループとしての活動を終えることにしたということです」などと中山庸介アナウンサーが神妙な面持ちで1分53秒にわたり伝えた。
国立競技場でのコンサートの映像などを流し、略歴も紹介。約2分のニュース枠では、SMAPのニュースだけを報じるという異例の対応だった。
TBSはスポーツ&ニュース番組「S☆1」内のJNNニュースで同1時5分、「たった今入ったニュースです。国民的アイドルグループSMAPが年内の解散を発表しました」と26秒にわたり伝えた。
フジテレビはスポーツ情報番組「スポーツLIFE HERO’S」を生放送中だったが、同午前1時7分にテロップで「人気グループSMAPが年内の解散を発表」と速報。その後のニュース枠で「世界に一つだけの花」を歌う映像を使用し、50秒伝えた。
日本テレビは同午前1時45分からのニュース枠で、44秒放送した。
解散発表直前の午前0時39分まで香取慎吾がMCを務める「smaSTATION!!」を生放送していたテレビ朝日だけは、発表直後のニュース速報は流れなかった。