猫効果か!?男子マラソンが今大会“最高”視聴率…いつ映るかに注目
NHK総合が21日午後10時5分から放送したリオ五輪男子マラソンの平均視聴率が23・7%だったことが22日、分かった。6日の開会式や14日の女子マラソンをも上回り、リオ五輪中継番組で最高視聴率を記録した(閉会式は除く)。
カンボジア代表として出場した猫ひろし=本名・滝崎邦明さん=がTVに映るのか!?とネット上などで盛り上がり、これまでの五輪男子マラソンに比べ、さらなる注目を集めた今大会。猫はスタートで2列目に陣取り、中継カメラと目が合うと、白い歯を見せてニヤリ。すぐにアスリートの“真顔”に戻り、号砲を待った。
10キロ通過時点で最下位を脱出した猫。直後には単独走行中の映像が映し出されるなど、異例の中継に。実況アナウンサーも「日本では猫ひろしの芸名で活動していました」と経歴を紹介し、「ちょっと表情苦しそうです」「海沿いの風は気になるんですよね、と話していました」などと伝えた。中継は国際映像のため、視聴者はどこで猫が映るかは分からず、ハラハラドキドキの展開となった。
感想140人中139位の“ブービー賞”。ゴールの瞬間はすでに生中継が終わっており、テレビにはリアルタイムで映らなかったが、ネット上では猫の経過タイムに注目が集まっていた。
瞬間最高は午後10時12分。16位と入賞を逃した佐々木が、先頭グループに残っていた13・5キロ付近で、26・3%を記録した。
今回の男子マラソンの平均視聴率は午後9時15分からの45分間が20・1%、午後10時5分からの55分間が23・7%、午後11時5分からの55分間が18・4%だった。午後10時、同11時にはニュース(台風情報)が放送された。
14日にTBSで放送された女子マラソンは午後9時からの195分間で、22・6%だった。この日は、SMAPが解散発表した当日で、同局の五輪キャスターを務める中居正広が登場するとあり、別の意味でも注目を集めた。
なお、NHK総合が6日に放送した開会式は、午前8時43分からの190分間で23・6%だった。
(視聴率はビデオリサーチ社日報調べ、関東地区)