方正 宿敵モリマン・モリ夫と8年ぶり“対話”で涙じわり

 落語家・月亭方正が27日、読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝! 夏の特別興行」に出演。落語家転身前、「山崎邦正」時代にテレビで因縁対決を繰り広げた宿敵、お笑いコンビ「モリマン」のモリ夫からのメッセージに感激し、涙をにじませた。方正は最後の戦いから8年間、モリ夫と口をきいていなかった。

 方正は当時、「ガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)で、ホルスタイン・モリ夫と「ごぼうしばき対決」など数々のマッチ(戦い)を繰り広げ、泣かされてきた。最後の戦いから7年。その後、一切口をきいていないというモリ夫について「嫌い、というか、苦手やね」と正直な気持ちを告白した。

 モリ夫は現在、地元の北海道に戻り、4年前にはスナックをオープン。スナックのママとの二足のわらじで芸人を続けている。

 モリ夫は、方正が対決を嫌がっているのは分かっていたが、「仕事」と割り切り、「そこは(本気で)やらせていただきました」と当時の心境を告白。「合う人じゃないとやってられなかった」と方正への特別な思いを吐露した。

 収録が終わり、楽屋にあいさつに行くと、殴られて赤く腫れあがった顔の方正が、「ありがとなー」と顔を腫らしたまま、声をかけてくれたことも振り返った。

 モリ夫は「ある年齢までいったら、自分を変えるのって、賭けじゃないですか、家族もいるし。そこで、人生をチェンジできるのは、強いなぁと思います」と13年から「落語家・月亭方正」として再スタートを切った決断を称えると、VTRを見ていた方正の瞳はじわじわと涙で潤んだ。

 さらに「(私との)しばき合い以上のファンをつける噺家さんになってください」とエールを送られると、再び涙をにじませ、陣内智則から「やめてよ~、泣くの」「泣くな」とゲキを飛ばされていた。

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