たい平号泣スタート 師匠こん平フライング合図から3分半後
日本テレビ系「24時間テレビ39 愛は地球を救う」が27日、午後6時半からスタートした。チャリティーランナーをつとめる林家たい平(51)は涙のスタートとなった。
スターターは難病の多発性硬化症で闘病中の師匠・林家こん平(73)が務めた。この日は雨中のため、体育館(屋内)でのスタートとなった。
こん平の闘病VTRを見ながらすでに涙をにじませていたたい平は、カーテンの向こうからこん平が自力で歩いて姿を見せると、涙。「すごい、師匠かっこいい」と話しながら号泣した。
こん平自身も涙、涙で、「がんばれたい平 おれもまけないこん平」と懸命に直筆で書いたタオルを手渡されると、たい平は「武道館まで走る力を、師匠の歩いてくる姿で、もらいました。絶対武道館まで完走します」と誓った。
こん平の直筆エールが書かれたタオルを首に巻き、「よーい、1、2、3、4、チャラ~ン!」のスタートの掛け声で、走り始めた。
24時間テレビのマラソンは目玉。武道館と出発地点を結ぶトークが長く、なかなかスタートとならないため、ひとしきり話が終わった後で、こん平が出発と勘違いし、「それじゃ、いきま~す」とスタートの掛け声(合図)しまうハプニングも。たい平が「師匠、まだです」と冷静に指摘し、再びトークに戻った。
そこからスタートまで3分半。「笑点」メンバーの林家三平や山田隆夫が「師匠、頑張って」と涙で声をかけ、武道館の徳光和夫が「みんなが万感を熱くしております」などと顔をくしゃくしゃにしてコメントするなどして、トークをつなぎ、午後7時4分にスタートした。
たい平は武道館までの100・5キロを走る。