石原良純、高畑容疑者は「二世のエリートだった」
俳優の石原良純が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、二世タレントの難しさを語った。
番組では、強姦致傷の容疑で逮捕された俳優・高畑裕太容疑者の母で女優の高畑淳子の会見について特集。その中で、自身も“二世タレント”である石原良純が、「ぼくもそういう(二世)中にいるんだけど」と切り出し、「確かにスタートというところまではポッと出てくる」と、親の影響で下積みを経験せずに、優遇されたスタートラインに立てることを認めた上で「だからこそ、逆にぼくらは怖さを持っていた」とコメント。「高畑君も怖さはわかっていたと思うけど、どっかで踏み違えちゃったのかと。ぼくはすごくショック。彼は二世の中でもエリートだった。ドラマ、映画、バラエティにも出て…。それをわかっていたと思うんだけど」と厳しい表情。
住田裕子弁護士から「下積みで苦労して手に入れたものなら、それを手放さないようにしようとする逆の発想があるはず」と指摘されると、「そう言われるから、ぼくらはそこで、自分自身で戒めるしかないと思っているんだけど」と残念がった。
また石原は、父親の石原慎太郎氏からは「20歳までは学校に行かせてやったのだから、その後は好き勝手に生きろ」と言われていたことも明かし「でも、ぼくに何かあったとき、父親がどういう態度を取るか考えてみたけど、どうでるのかわからない。当事者になってみないと…」と考え込んでいた。