久米宏 永六輔さんの46年間の教えに「感謝しています」
肺炎のため7月7日に死去した放送タレントの永六輔さん(享年83)をしのぶ「六輔 永(なが)のお別れ会」が30日、東京・青山葬儀所で営まれ、関係者300人、一般の800人が参列した。
発起人の1人でフリーアナウンサーの久米宏(72)は「46年間、先生と思ってお付き合いしてきました」とお別れの言葉を送った。出会いはTBS時代の25歳のとき。すぐに70年スタートのTBSラジオ「永六輔の土曜ワイドラジオTokyo」のリポーターを担当したが「永さんはずっと怒り続けていて、厳しいまなざしで僕を見ていた」と振り返る。
そんな師弟関係ゆえ「僕の顔を見てイラッとされては体に障る」と、あえてお見舞いには行かなかったという。後日、永さんが亡くなる前日にスルメイカを食べていたと知り「死ぬのは怖くないという気持ちをいただいた気がして、感謝しています」と“最後の教え”に頭を下げた。