高知被告 10代後半から大麻、20歳頃に覚醒剤 長期常習浮き彫りに

 初公判を終えた高知東生被告
 論告求刑を聞く高知東生被告ら(イラスト・勝山展年)
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 覚せい剤取締法違反(所持・使用)などの罪に問われた元俳優の高知東生(本名・大崎丈二)被告(51)と、共に逮捕された知人の元クラブホステス五十川敦子被告(34)の初公判が31日、東京地裁で行われた。高知被告は大麻は10代後半、覚醒剤は20歳頃から使用し始めたことを告白。長期の常習性が浮き彫りとなった。検察は共に懲役2年を求刑し、弁護側は執行猶予を求めて即日結審した。判決は9月15日。

 少年期から薬物の魔手に落ちていた。高知被告の大麻と覚醒剤の使用歴について、検察官は「大麻は10代後半に、原宿で働いていた外国人に勧められた。覚醒剤は20歳の頃、ディスコで黒人の黒服に勧められた」との供述調書を読み上げた。

 調書によると、「バブルがはじけてディスコに行かなくなった」ため覚醒剤使用を一時停止。1993年に俳優デビューし、99年に女優・高島礼子(52)と結婚したが、2006年頃に五十川被告と知人のパーティーで知り合い、10年頃から2人で覚醒剤を使用し始めたという。

 弁護人に再び覚醒剤に手を染めた理由を問われ、「正直、好奇心です。悪いとはわかっていましたが、刺激を求めるのが勝ってしまいました」。長期にわたる使用歴の告白に関しては「捕まったから言うわけではないですが、全てをリセットしようと」と説明した。

 事件で離婚した高島については「別れた女房にどうやったらバレないか、そっちの方を真剣にやっていました」と、あきれた告白。「本当に申し訳ないという言葉しかない」と謝罪した。

 おびえの中で暮らしていた日々から、逮捕で結果的に解放された。逮捕時、取締官に「ありがとうございます」と語ったが、この日も逮捕時の心境を「終わったという気持ちもあれば、半分は良かったという気持ちもありました」と吐露した。

 8月3日に薬物治療の専門医を訪れ、依存性、常習性を認められて加療中だという。薬物からの脱却については「不安もある」と漏らした。それでも、2人の知人から提出された上申書が朗読されると、涙を見せる場面も。裁判官から「あなたの人生の舞台はここではないはず」と諭されると、神妙な表情で「はい」とうなずいた。

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