小倉氏、後輩の覚せい剤逮捕報道に怒り 「がんを知らされた時より悲しかった」
フジテレビ系「とくダネ!」の小倉智昭キャスターが1日、一部週刊誌による「覚せい剤逮捕俳優は小倉智昭が『資金源』だった」という報道に対して、声を震わせて怒りをにじませた。「覚せい剤の資金源と言われてすごくつらいです。週刊文春の記事を読んだ時、がんを知らされた時より悲しかったです。資金源と書かれるのは納得できませんでした。すいません、自分のことで」と目を真っ赤にして頭を下げた。
番組では、事件に関して、小倉自らが概要を説明。元俳優で画家の庄司哲郎容疑者(49)が8月25日、東京都内の自宅で覚醒剤を所持していたところを現行犯で逮捕されたことを伝え、庄司容疑者とは15年前に知り合い、小倉と同じ事務所にも10年間、所属していたと明かした。
週刊文春の報道に対して、小倉は「あまりにも問い合わせが多くて、ネットなどにも書かれているので、事実関係を説明させていただきます」と経緯を自らの口で詳細に説明。
「庄司容疑者の絵の才能を高く評価して、これまで絵を買うなどして応援してきました」といい、「何とか、彼の絵ね、肖像画で古典技法で油絵で描ける人っていま少ないんです。大きな実績もあるので、何とか応援してあげたいなと思っていた」と振り返った。
逮捕当日8月25日の昼間には、「彼が誕生日プレゼントを持ってきてくれるということだった」と庄司容疑者とマネジャーらと食事をしていたことも明かした。「週刊文春には、誕生日は5月なので、こづかいを無心に来たんじゃないかと書いてありましたけど、ぼうこうがんの手術やオリンピックにも行っていたので会う機会がなかった」と反論した。
さらに「兄貴の病気が治るように30号の龍の絵を描いた」とプレゼント以外に絵も贈られ、「彼は号4万円ぐらいの画家ですから、通常なら100万円以上するんでしょうが、そこまで出せませんので、30万円だけあげて、ありがとうと言って別れました」と当日の様子を説明した。
「僕は彼の絵を世に出したいという思いで彼を応援してきた。それが覚せい剤の資金源といわれ、すごくつらいです。彼のやったことに対しては怒りを覚えています。15年間、オレは何をやっていたんだろう。僕が甘すぎたのかなと思っています」とかわいがってきた“後輩”の裏切り行為に悲しみもにじませていた。