松本人志「バリバラ」の主張は「すごく刺さった」
ダウンタウンの松本人志が4日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、障害者と表現の関係について言及した。
番組ではリオデジャネイロ・パラリンピックを宣伝するために、ブラジル国内で障害を持たないモデルが、障害者であるかのように画像加工して制作されたポスターが物議を醸していると紹介された。それを受け、松本は8月28日にNHK・Eテレで放送された「バリバラ」が障害者と感動を安易に結びつけることに疑問を呈していたことに触れた。
「障害イコール感動に持っていくこの方程式は、感動ポルノじゃないかという言葉はすごく刺さったんですね。なるほどなあと。少なからず自分にもそういうところがるから反省しなくちゃいけないなというのがあって」
それを踏まえて、障害があること、そのものをビジネスに結びつける点として、ブラジルのポスターについて「宣伝に利用しているという意味ではなんか障害者ビジネスというか、非常にたちが悪いなあと。批判されることを分かって、批判もこうやってみんなに騒いでもらおうということも魂胆に入っているので、僕は気持ちが悪いかなあと。いやなニュースだなあと」と感想を述べた。
この日の放送に出演していた堀潤は、松本の考えに同意した上で、「障害者」を「障がい者」と記述すべきではないかという論争が起きること自体がおかしなことと指摘。「その人が不自由する社会の仕組みの方に(問題が)あるんだから、社会の障害と向き合う人という意味で障害者でいいんじゃないかと。そういう風にいろいろ発信していくことがいいんじゃないかと思います」と語った。