ミュージシャンのムッシュかまやつ（７７）が肝臓がんであることが６日、分かった。所属事務所がこの日、発表した。

　それによると、ムッシュは５月に検査を受けた際に肝臓がんを宣告され、以後、通院治療を続けていた。８月２３日に脱水症状を起こして救急車で緊急搬送され、そのまま入院。現在も検査を続けているという。

　関係者は「肝臓がんの宣告を受けていることもあり、現在は検査入院しながら経過を観察している」と説明。今後の仕事については「経過を見ながら続けていく」としている。

　ムッシュはこの日、「絶対に復活するから心配しないでください。それまでいろいろご迷惑をおかけします」と前向きなコメントを発表した。

　ムッシュは今月５日、「健康上の理由」として、１０日の「ムッシュかまやつ・泉谷しげるトーク＆ライブ！」（東京・かつしかシンフォニーヒルズ）の出演中止を発表。がんが分かったことも影響してか、５月にも「健康上の理由」として、７月７日に東京・昭和女子大学人見記念講堂で行う予定だった、喜寿祝いを兼ねたコンサートを延期している。

　ムッシュはグループサウンズ、ザ・スパイダースのメンバー。解散後も「どうにかなるさ」「シンシア」「我が良き友よ」「やつらの足音のバラード」などのヒットがある。