梅宮アンナ 父・辰夫は「十二指腸乳頭部がん」 ステージは「1から2」 俺は元気だ
タレントの梅宮アンナ(43)が7日、父で俳優の梅宮辰夫(78)の病状について東京都内で会見し、「十二指腸乳頭部がん」であると明かした。すでに手術を受け、現在は自宅療養。アンナは梅宮から「俺は元気だ」との伝言を託されたという。
6月中旬に全身のかゆみがあり、黄疸の症状も出て検査を受けたところ、同月24日に告知を受けた。7月19日に入院し、同月26日に手術。十二指腸と胆嚢を全摘し、すい臓の一部と胃の5分の1を切除したという。
ステージについてアンナは「1と2の間」と述べた。仕事について梅宮は「2カ月ぐらいで戻りたい」と強気に訴えているという。
会見のために梅宮はアンナにメモを渡してくれたそうで、「とにかくオレは元気だ、って。オレは元気だからそんなに騒がないでくれ」と伝えてほしいと言われたという。アンナは、辰夫が直筆で書いた病名とイラストも掲げた。
家族が支えかという質問にアンナは「今、4人家族ですけど、孫だったり、いろんな意味でまだまだ心配もありますし、『まだオレは逝けない』、って。母はとにかく(大変)。家族が毎日交代で病院に行ってたので」と振り返った。
また、梅宮といえばいつも豪快で元気なイメージがあることについて、「元気な父だったので。この10年ぐらい、電話が鳴ったら(父に何かあったんでは、と思うように)心構えはできてますね」と娘としての思いを明かした。
父の代わりにアンナは代役も務め、「プライベートでもいろいろあったんですけど、父の代わりに引き受けて、私がほぼ全部出席してました。しっかりしなきゃ、って思ってました。父の代わりはできないですけど、私なりに最善は尽くしました」と述べた。
父についてアンナは「とにかく優しくします。(親子げんかは)します、します。またできたらいいな、って思ってます」と笑顔も浮かべた。また、「父は偉大なので、私にできることは少ないんですけど、できることは最善を尽くして頑張ります」と語った。
さすがの梅宮も手術前は緊張していたようだが、「とにかく日に日に元気になっていって、口がきけるようになると、どうしても人間わがままになっていくので、元気になった証拠だなと」と手術を終えて本来の父親が戻ってきたことを訴えた。
これまでもいろいろ病気があったことについてアンナは「私が生まれた時に肺がんを(やった)。放射線と抗がん剤治療。小学校6年の時に風邪で死にそうになって、それも乗り越えた。娘が生まれた時に北九州で防波堤から船に乗るときに足の骨を6本折った。緊急搬送されて、東京の病院に搬送されたときはICUで、私達はもう終わりかな、というので対面して。何回も、何回も生きてます。家族の分も背負ってるのかな、と」と語った。