広島V視聴率も“神ってる”71.0% 広島地区の瞬間最大で驚愕の数字

 優勝を決めて胴上げされる緒方監督(9月10日の巨人-広島より)
 黒田と涙で抱き合う新井(9月10日の巨人-広島より)
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 プロ野球・広島が25年ぶりリーグ優勝を決めた10日の巨人-広島戦(東京ドーム)の中継番組(NHK総合)の視聴率が、広島地区で平均60・3%を記録したことが12日、分かった。瞬間最高は胴上げ場面などで71・0%に到達した。カープファンの夢が結実した夜に、地元で近年のプロ野球視聴率の水準をはるかに超えた“神ってる”数字が計測された。(数字はビデオリサーチ日報調べ)

 驚愕(きょうがく)の数字がはじき出された。広島の街が球史に残る大フィーバーに沸いた「9・10」。中継の視聴率はなんと平均60・3%に達した。

 巨人に勝利し、チームを支えた両ベテランの黒田博樹投手(41)と新井貴浩内野手(39)が歓喜の輪の中で涙を流して抱き合い、緒方孝市監督(47)が7回宙に舞った感動の胴上げ場面などで、瞬間最高の数字は70%の大台を突破した。

 過去には85年10月16日の阪神の21年ぶりとなるリーグ優勝決定時(対ヤクルト、神宮)が平均56・7%(瞬間最高は未導入、関西地区)。今世紀に入ってからは、日本ハム・新庄剛志選手が現役引退を日本一で飾った06年10月26日・日本シリーズ第5戦(対中日、札幌ドーム)が平均52・5%(瞬間最高73・5%、札幌地区)の高数字を記録している。

 調査地区が異なるため単純比較は難しいが、平均60%超は近年のプロ野球視聴率の常識を超えた記録。広島地区では、今回の数字は86年のリーグ優勝決定時(10月12日、対ヤクルト、神宮)の平均63・5%に次ぐ歴代2位(81年以降)で、伝統のカープファンの熱さは筋金入りといえる。

 10日の試合は巨人に2点先制を許すも、黒田投手の熱投を打線が援護。鈴木誠也外野手(22)の2打席連続本塁打や、足を絡めた攻撃などで反撃し「逆転の広島」が今季を象徴する戦いぶりで6-4で勝利。試合開始から終了まで目が離せない展開だった。

 10日はNHK総合で全国放送した好タイミングで優勝が決まり、関東地区で平均16・8%、関西地区でも同14・9%の高数字をマークした。

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