住田弁護士 蓮舫氏の二重国籍「違法性はないが望ましくない」 利害の衝突を指摘
民進党代表選に立候補している蓮舫代表代行が13日、自身の台湾籍が残っていることを確認したと明らかにしたことについて、日本テレビ「行列のできる法律相談所」に出演していた住田裕子弁護士が読売テレビ「かんさい情報ネットten.」(後4・47)において、「違法性はないが二重国籍は望ましくない」との考えを示した。
住田弁護士は「国会議員は国益を考える立場。ここで問題になるよりもっと前に問題になるべき」と蓮舫氏が2004年7月に参議院議員に当選後、10年以上も放置されていたことに疑問を呈した。また、「違法性はないですけど二重国籍は望ましくないです。これが国籍の考え方です。利害の衝突がありますから。一般人もそうですから政治家は特に望ましくないです」と述べた。
蓮舫氏が内閣府特命担当大臣を務めたこともあげ、「大臣になるときにそこを自ら確認すべきだった。説明が不十分だったと思います」とも指摘した。
蓮舫氏はこの日、自身の台湾籍が残っていることを確認したと明らかにし、「記憶の不正確さで混乱を招いたことをおわびしたい」と陳謝。「違法性はないと思う」とも語り、党代表選から撤退せず、選挙戦を継続する考えを明らかにした。日本と台湾の「二重国籍」の疑いがあるとの指摘に対し、これまで記者会見などで否定していた。