本木 西川美和監督の演出「あのエクスタシーが忘れられない」

映画「永い言い訳」の完成披露試写会で舞台あいさつした本木雅弘(右)と竹原ピストル=東京・有楽町のよみうりホール
映画「永い言い訳」の完成披露試写会で舞台あいさつした(右から)西川美和監督、白鳥玉季、本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、山田真歩=東京・有楽町のよみうりホール
映画「永い言い訳」の完成披露試写会で舞台あいさつした本木雅弘=東京・有楽町のよみうりホール
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 本木雅弘(50)が15日、主演映画「永い言い訳」(10月14日公開)の完成披露試写会に西川美和監督(42)とともに登場した。

 原作、脚本、監督を務めた西川氏は広島のシンボルカラーを意識したのか、真っ赤なブラウスで登場。司会者から「広島が25年ぶりに優勝しました」と声をかけられると、広島出身で熱烈な鯉党の西川氏は「いや~うれしい。ありがとう!映画の完成披露よりも声が高くなっちゃった」と声を張り上げた。

 しかもこの映画、本木が演じる役名は「衣笠幸夫」。広島の主軸として長く活躍、かつての連続試合出場世界記録を持っていた“鉄人”衣笠祥雄氏(69)と同名なのだ。その点を司会者に指摘されると、西川氏は「“神ってます”。球場で胴上げも見させていただきましたが、この映画は今年に公開されるべくして公開されたと思っています。カープともども喜んでおります」と広島・緒方孝一監督(47)の放った流行語を使いながら、現在の心境を披露した。

 広島には優しい西川氏だが、本木の演技指導は厳しかった。本木は「西川さんにムチに打たれるような演出をしていただきました。知性のある言葉を使いながら非常に冷静でかつサデスティック。あのエクスタシーが忘れられない。もう一度、幸雄に戻ろうかな」と明かしていた。

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