「真田丸」草刈 25日で最期「ナレ死じゃなくてよかった」…MVPの声に感謝 

「真田丸」のトークイベントを行った草刈正雄(右)と、真田大助役で出演することになった浦上晟周=大阪市内
スクリーンに真田昌幸の蟄居中シーンが映し出され「髪がいきなり真っ白になります」と解説する草刈正雄(右)=大阪市、大阪歴史博物館
NHK大河ドラマ「真田丸」から。九度山で蟄居生活を送る真田昌幸(草刈正雄)
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 NHK大河ドラマ「真田丸」で主人公の父・真田昌幸を演じている俳優・草刈正雄(64)が17日、大阪市の大阪歴史博物館で開幕した同ドラマの特別展でトークイベントを行った。終了後に取材に応じ、9月25日放送分で昌幸が最期を迎えることに「ナレ死じゃなくて、よかった」と笑いを誘った。

 また、ファンから物語のMVPと評されていることに「ブログなどで皆さんの声が聞けて、励みになりました。ますます楽しみが増えて、ありがたいです」と感謝した。

 ドラマで草刈は、主君の武田家滅亡後、織田(豊臣)、徳川、北条、上杉に包囲された信州の小国で、知謀・策謀を駆使して生き残った真田昌幸を、どこかトボけた憎めない人物として好演。「ここまで父親がしゃしゃり出てくる大河ドラマはないんじゃないですかね。のびのびとやらせてもらいました」と、昌幸を演じられたことを感謝した。

 今後、ドラマは関ヶ原合戦で西軍が敗北し、昌幸は九度山(和歌山)に流刑となる。「三谷幸喜さんの脚本は早いから、関ヶ原もあっという間に終わったし。(昌幸も)いきなりジイさんになって(髪が)真っ白になります。現場に立つのが一番好きな武将ですから、九度山ではイラだってますが、そこに苦しさと寂しさを見ていただければ」と語った。

 最期を迎えるシーンは「僕にとっては思い出深かった」と振り返った。同ドラマでは織田信長ら多くの有力武将の最期が描かれず、有働由美子アナウンサーのナレーションだけで完了させる手法が続いて「ナレ死」と呼ばれて話題となっているが、草刈は「ナレ死じゃなかった。よかった」と笑顔。

 7月末に自身の撮影が完了し、最近は「終わった瞬間は、ほっとしたけど、今はだんだん寂しさが。月曜日か…皆、リハーサルやってるなあ、行ってみたいなとか思ってます」と心境を吐露した。

 ファンからMVPと賞賛される昌幸だが、草刈は「僕はざっくり演じるほうなので」と説明。主演の堺雅人(42)は緻密に役作りするタイプだといい「堺君に『昌幸をどんな人物像でとらえてますか』と聞かれて『えっ…』となりまして。『ざっくりやってる』と答えると『勉強になります』と言われました」と告白した。

 「これから、もっとおもしろくなる」と力を込めるも、自身の出演が終了した後の見所を聞かれると「自分が(出演が)終わった後の台本は読んでない」と頭をかき、真田昌幸を地でいくトークを展開していた。

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