橋下徹氏 テレビ討論におけるケンカの極意とは
前大阪市長の橋下徹氏がテレビ朝日系で19日深夜に放送された「橋下×羽鳥の番組」に出演し、テレビ討論におけるケンカの極意を視聴者に伝えた。
番組では、米大統領選第1回テレビ討論が現地時間の26日に実施されることを取り上げた。ヒラリー氏とトランプ氏が激突する。
橋下氏は「僅差になっている時はテレビ討論で決まると言われるくらい重要」と米国大統領選におけるテレビ討論の重要さを指摘。自身が調べた結果として、ヒラリー陣営が心理学者もまじえて入念に準備していること、一方のトランプ陣営はほとんど準備しておらず、トランプ氏が「その場でやる」と言っていることを伝聞調で述べた。
橋下氏は「準備している者としていない者。準備の多いほうが勝つけれども、準備している者と、自信を持って確信を持って『その場でやるんだ』って言っているものがぶつかると、だいたい『その場でやるんだ』と言ってるほうが迫力がでるんです。テレビ討論では」と自身の経験を踏まえるように述べた。
続けて橋下氏は「きれいごとを言わないほうがテレビ討論ではものすごく迫力がでる。トランプにどんどん本音をぶつけられると、ヒラリーのほうは厳しくなるかも分からないです」とトランプ氏の“突破力”に注目した。
また、橋下氏は「テレビ討論はいいか悪いかは別にして、中身の細かい話で議論していくっていう場じゃないんです。テレビはある意味、直感に訴えるようなメディアじゃないですか。新聞とか文章のほうは、知識とか細かな論理で迫っていきますが、テレビは直感に訴えるところがあるのでその場の迫力が大きく左右する」と述べた。