福山雅治、17歳で亡くした自身の父親への思い明かす 「徹子の部屋」に出演
今冬に第1子誕生予定の歌手で俳優の福山雅治が、22日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、福山が17歳の時にがんで亡くした父親への思いを語った。
「『こいつは根性だけはある』。後にも先にも褒められた記憶はそれしかない。自分で特別、音楽やお芝居の才能があるとは思ったことがないが、父親が言ってくれた『こいつは根性だけはある』という言葉が自分を支えてくれた気がする」としみじみと振り返った。
そんな父親はばくち好きで酒好き。「うちの父親は基本、仕事はほぼしていなかったんですよ」という。福山は「もともとは一応、宅建取引の免許を持ってたぽいんですよ。自宅も何々不動産だったんですが、物件情報は貼ってあったが、自宅事務所にはとにかく誰もいなんですよ」と説明した。マージャンが大好きで家も留守がちだった。
小学校への登校時には、泥酔した父親とすれ違うこともあったといい、「大概、昼までは寝ているんですよ。麻雀ばかりしていて、僕が父親に言われていたのは、家に電話がかかってきたらこう言えと。『社長はいません』と。そんな家でした」と苦笑いを浮かべた。
小学校低学年の時にタバコのお使いを頼まれた際、近所では見つからず、遠くまで探しに行ってその銘柄を購入して帰った。時間がかかって心配していた母親からは怒られたが、父親は「根性がある」と褒めてくれたという。それは福山にとって大きな喜びだった。
今冬、父親となる福山だが、「そういうちょっとやんちゃというか、どこかそういうほかのお父さんとは、ちょっと違うやんちゃなお父さんが好きだった。どこかで自慢もあった」と振り返っていた。