水樹奈々 憧れ甲子園で女性ソロ歌手初のライブ「ついに来たぜ、聖地!」

 声優で歌手の水樹奈々(36)が22日、女性ソロ歌手として初となる兵庫・西宮市の甲子園球場でのライブ「NANA MIZUKI LIVE PARK2016」を行った。熱烈な阪神ファンの水樹は常々「甲子園でコンサートが夢」と語っており、歌手デビューから16年目で成就させた。

 アリーナ、スタンドを埋め尽くす3万7000人のファンの前で、水樹は「ついに来たぜ!聖地・阪神甲子園球場っ」と絶叫。「リハーサルでも信じられなくて、何度も頬をつねってみたり、鳥肌がおさまらなくて、泣きそうです」と感無量の面持ちを見せた。

 阪神戦では7回の攻撃前に飛ばす名物のジェット風船を、「7曲目前にやりたかった」と会場全員で飛ばすなど、甲子園らしいこだわりの演出で会場を沸かせた。さらには「『うる星(やつら)』の方から来たような衣装を、どうしても着たかった」というトラ柄のドレスも披露した。

 デイリースポーツも甲子園ライブを合わせて記念特集号を作成。水樹も「タイガース一色でおなじみの、ぶれないデイリーさんが、特集号外を作って下さったんです!」と大喜びでファンに報告した。

 またライブタイトルの「PARK」にふさわしく、高さ7メートル、長さ12メートルの恐竜の骨格に乗ったり、高さ15メートルのタワーから50メートルの距離をスライダー移動したり、サファリ型フロートが登場するなど水樹らしいど派手な演出を繰り広げた。また甲子園→高校野球→応援→ブラスバンドと連想。「いつもみんなに応援してもらっているので、応援返ししたかった」とライブに合わせて練習したというサックスで「六甲おろし」も披露した。

 この日の甲子園近辺の降雨確率は80%。だが「晴れ女」を自称する水樹のパワーの影響か、中盤まではなんとか天気は持っていた。だが終盤、突然バケツをひっくり返したかのような大雨に。水樹も衣装はずぶ濡れ、髪の毛からも雨がしたたり落ちたが「天の恵み!いろんな甲子園が味わえて楽しい」と笑顔。4月には東京ドームでもコンサートを開催しており「1年のうちに東京ドームと甲子園、“一人伝統の一戦”ができるなんて!」と最後までハイテンションで、『STARTING NOW!』など27曲を熱唱した。

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