「黙れ!小童(こわっぱ)!」「ナレ死」…注目キャラや現象、名ぜりふ生んだ「真田丸」

 NHK大河ドラマ「真田丸」で、俳優・草刈正雄(64)が好演して大人気となった主人公の父・真田昌幸が、25日放送の「第38回 昌幸」で最期を迎える。策略の限りを尽くし、戦国大名たちに泡を吹かせまくった名将が、最後はファンの予想を覆す物語の急展開で姿を消すことになった。「さらば昌幸」-いきなりの急告知にネット上などで悲鳴があがる中、物語のMVPと評される“草刈昌幸”最後の名演に注目が集まる。

 「真田丸」で注目されたキャラクターや名ぜりふは以下の通り。

 ◆第1回MVP…初回放送で、歴史ドラマでは評価の低い描かれた方をされてきた武田勝頼を、平岳大が悲哀に満ちた、誇り高くも優しい人物として好演。賞賛が相次いだ。

 ◆「黙れ!小童(こわっぱ)!」…兄・信幸(大泉洋)が軍議で意見するたび、信濃の武将・室賀正武(西村雅彦)が恫喝することで人気となった名ゼリフ。「黙れ小童!!せんべい」も発売された。

 ◆仏頂面…徳川家康に嫁がされた豊臣秀吉の妹・旭(清水ミチコ)。家康が話しかけるも、おそろしいまでに不機嫌な表情を崩さず無視を決め込むも、母のなか(山田昌)と再会した瞬間「おっかあ!!!」と大絶叫。怪演が話題に。

 ◆治部&刑部…ともに好演が光り、退場が惜しまれた石田三成(山本耕史)と大谷吉継(片岡愛之助)。三成の懇願を受けて西軍に加わった吉継は、関ケ原合戦に敗れ「治部、楽しかったぞ!」と切腹。熱い友情の物語が描かれた。

 ◆ナレ死…織田信長ら多くの有力武将の最期が描かれず、有働由美子アナウンサーのナレーションだけで完了させる手法が続き、ネット上では「ナレ死」と話題に。

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