「君の名は。」邦画3年ぶり興収100億円突破 ジブリ以外のアニメ映画で初の大台
東宝は23日、映画「君の名は。」が興行収入100億円を突破したと発表した。邦画では2013年7月公開の宮崎駿監督(75)作品「風立ちぬ」以来となる大台。ジブリ以外の邦画アニメでは初の快挙だ。8月26日に301スクリーンで封切られ、今月22日までの28日間で観客動員774万人、興収100億7千万円に達した。
「君の名は。」は、岐阜・飛騨と東京に暮らす高校生の男女が夢の中で入れ替わる奇妙な体験を通し、恋模様や壮大な事件を描くストーリー。「言の葉の庭」(13年)、「秒速5センチメートル」(07年)など端正な映像表現と独自の世界観が支持されていた新海誠監督(43)が、長編から引退した宮崎監督に継ぐ“国民的アニメの作り手”を模索していた東宝と初タッグを組んだ。
アニメとしての映像美だけでなく、新海監督による小説が100万部を突破したストーリーの爽快感、ロックバンド・RADWIMPSが初めて手がけた劇中楽曲など、すべての化学反応が評判に。リピーター率の高さも特徴で、興行ランキングは4週連続1位を保持している。
作品に関連する場所を訪れる“聖地巡礼”も過熱の一途。主人公たちがすれ違う東京・四谷の須賀神社にファンが殺到、劇中に登場する図書館に似ている飛騨市図書館の来館者が急増するといった現象が起こり、公式サイトには節度ある行動を呼びかける声明も掲載された。
公開後も新海監督への取材オファーが続いており、映画を超えた社会現象として取り上げるニュース番組も登場。どこまで数字を伸ばすか注目される。
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