福山雅治ライブでスタッフが眼球破裂 「キャノン砲」テープ右目直撃
歌手で俳優の福山雅治(47)が25日夜に開催したファンクラブ限定の東京ドーム公演で、演出で発射されたテープが近くにいた女性スタッフ(42)の右目に直撃し、眼球破裂の大けがを負っていたことが26日、警視庁富坂署への取材で分かった。富坂署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、演出を担当していたライブ関係者らから事情を聴いている。
富坂署によると、テープは空気圧を利用して飛ばす「キャノン砲」と呼ばれる装置から、午後9時すぎに発射された。巻かれて筒状になっているが、伸ばすと16メートルになる。幅は2・3センチ。
女性はテープを装置に詰めたり、他のスタッフからの発射連絡を受けて、周囲に注意を呼び掛けたりする担当だった。
福山は26日も東京ドーム公演を開催。最初のMCで「病室で治療にあたっているわけですが、1日も早い回復を願っています。今日のコンサートはいつも以上に安全に注意して進行します」と事故に言及した。キャノン砲の演出は割愛された。
福山が所属するアミューズは公式サイトで「終演間際、特殊効果の演出中に演出機材がライブ制作スタッフの顔面右側及び右目をかすめる事故が起き、スタッフが怪我を負いました。事故にあったスタッフは事故直後すぐに病院に行き、現在治療にあたっております」と説明。
「今後このような事故が起こらないよう今まで以上に注意し、より一層の安全管理を行っていく所存でございます。ご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした」とのコメントを出した。