板東英二「穏やかな顔でした」テントさん通夜に参列 同時期に芸能活動
27日に大阪市内で乗用車にはねられ亡くなった漫談家のテント(本名三浦得生=みうら・とくお、享年65)さんの通夜が29日、大阪府八尾市内のホールで営まれた。師匠で芸能界を引退した元タレントの上岡龍太郎さん(74)も家族とともに参列、板東英二(76)も訪れた。通夜には芸能関係者を含め約250人が訪れた。
上岡さんは憔悴(しょうすい)しきった様子で取材には応じず、関係者を通じ「あまりに突然の衝撃的な出来事で、茫然自失です。さすがの私も言葉がございません。最愛の弟子を亡くした気持ちをくみ取って、そっとしておいてください」とコメントを発表した。
タレントの板東英二(76)も弔問に訪れた。坂東は中日を引退後、野球解説のかたわら1970年代に上岡さんのつながりでテントさんと同時期に芸能活動を始めたという。「上岡さんの下で一緒に修行した。(テントさんは)考えていることが分からなかったが、妥協しないところが彼の魅力。名古屋のぼくのうちの家に、よく泊まりに来ていたんです」とエピソードを明かした。「交通事故と聞いて大変だなと思ったが、今日会ってみたら穏やかな顔でした」と話した。
葬儀・告別式は30日午前10時半から同所で行われる。