KinKiがSMAP解散に「残念」 堂本剛「お兄ちゃんの決めたことを理解」

 7月で20周年イヤーに突入したKinKi Kidsが29日、東京・日本武道館で17年ぶりとなるアリーナツアーの初日を迎え、SMAP解散に初めて言及した。“兄”と慕うSMAPの解散に、堂本光一(37)は「すごく残念」と語り、堂本剛(37)は「年を重ねても活動ができるのはお兄さん方のお力」と感謝。2人はSMAPが解散する12月31日に生放送される「NHK紅白歌合戦」初出場も有力視されており、紅白への思いも語った。

 21年ぶりの日本武道館公演前に取材に応じた2人から、“兄”への思いが漏れた。

 解散を知ったのは8月14日未明、発表のタイミングだった。光一は「われわれはSMAPのデビュー直後くらいからずっとバックにつかせていただいていた。直属の後輩と僕らも思っている。すごく残念」と惜しみ、剛は「弟である僕らはお兄ちゃんの決めたことをそっと理解する」と静かに受け止めた。

 2人は1992年、SMAPのバックとして紅白に参加。93年に中居正広(44)司会の番組「キスした?SMAP」内で「KinKi Kids」のグループ名が発表された。97年7月21日にシングル「硝子の少年」でデビューするまでコンサートのバック、テレビ番組などで共演し、バラエティーの道など新たなアイドル像を確立する姿を見て育った。

 解散後も事務所に残る5人に、光一は「僕らには計り知れないことがたくさんあると思う。ただ、これからも偉大な先輩」と語り、剛も「光一も言ったように偉大な先輩。年を重ねても活動ができるのは、お兄さん方のお力」と感謝した。

 デビュー曲など十数曲を歌い、1万5000人を魅了したライブでは、12月22、23日に東京ドーム、来年1月1、2日に京セラドーム大阪でコンサートを行うことを発表。大みそかは空いている。紅白には過去5度、バックや企画でゲスト出演したが、出場歌手として初出演が有力視されいる2人は「そうなれば光栄」(光一)と、思いも明かしていた。

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