紀香、梨園の妻デビュー お出迎えで観客殺到…ロビーは騒然
歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と3月に結婚した女優の藤原紀香(45)が3日、東京・新橋演舞場で開幕した愛之助の主演舞台「十月花形歌舞伎 GOEMON 石川五右衛門」(27日まで)で劇場ロビーに立ち、梨園(りえん)の妻としてデビューした。紀香の姿を見た観客が殺到するなど劇場は一時、大混乱となった。
その存在感は、梨園の妻となってもひときわ光っていた。薄いピンクの着物姿で現れた紀香は開場と同時にロビー中央付近で、来客やひいき筋に対応。握手を求められればにこやかに応じ、遠来の客には笑顔で「はるばるありがとうございます」とあいさつした。
すると、紀香を見つけた観客が一斉に押し寄せ写真を撮るなど、ロビー内は一時大パニックに。関係者が拡声器で「立ち止まらずにお進みください!」と呼び掛け、劇場の関係者10人が“交通整理”に追われるなど大わらわとなった。
動揺した様子も見せず“デビュー”を終えた紀香は、報道陣から初日を迎えた心境を問われ「今日は妻としての仕事なので、コメントはごめんなさいね…」と会釈。終演後も「今日は妻の仕事なので…」と梨園の妻に徹し、粛々と対応した。
紀香は結婚後も愛之助の舞台に随行せず、9月28日に東京・帝国ホテルで行った披露宴が実質的な初お披露目。この日が梨園の妻としての初仕事だ。上演中は1階席の中央付近後方で見守り、クライマックスの宙乗りや、タッキー&翼の今井翼(34)らとフラメンコを踊った場面では、白い歯を見せながら夫の雄姿に見入った。
会場を後にする際は夫婦で車の後部座席に。愛之助は報道陣に「ありがとうございました。お疲れさまでした」と手を振り、紀香は笑顔でつつましくお辞儀して家路についた。