佐村河内氏が提訴!!楽曲使用料支払い求め
耳が聞こえない作曲家として活動し、2014年に作曲者偽装問題が発覚した佐村河内守氏が、楽曲の使用料が分配されていないとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)に支払いを求め、東京地裁に提訴していたことが4日、分かった。第1回口頭弁論が6日開かれる。
JASRACは、作曲家や作詞家らから著作権の管理委託を受け、テレビ、ラジオの放送やカラオケなどで利用された楽曲の使用料を徴収、著作権者に分配している。佐村河内氏が発表した作品は、作曲家新垣隆氏が代作していたことが14年2月に発覚。JASRACは14年末、「誰の作品で誰に著作権があるかが不明」とし、佐村河内氏から委託を受けた約100曲の著作権管理契約を解除した。
佐村河内氏の代理人弁護士によると、楽曲の著作権は佐村河内氏に帰属することで新垣氏と合意、契約解除前に使われた楽曲の使用料をJASRACに請求したが、支払われていないという。JASRACの担当者は「現段階ではコメントできません」としている。