北島三郎 車イス生活から復帰 病院から直行直帰で55周年宴開催

必死に涙をこらえる北島三郎=東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・園田高夫)
誕生日ケーキのろうそくを吹き消す北島三郎(中央)=東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・園田高夫)
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 芸道55周年を迎えた歌手・北島三郎(80)の記念パーティー「感謝の宴」が5日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開かれ、安倍晋三内閣総理大臣ら政界、芸能界、スポーツ界から約700人が祝福に駆けつけた。

 8月下旬に自宅で転倒し、「頸椎(けいつい)症性脊髄症」を発症。車イス生活を送っていたが、9月11日に入院。現在は症状は回復しているが、1日2回のリハビリのため、あと数日間は入院するという。この日も病院を一時抜け出して、会場入り。終宴後も病院に戻った。

 この日のパーティも開催が危ぶまれたが、オープニングで幕が開くと、しっかりと立ち上がって登場。来場者にあいさつした。歩く際には、孫の大野雅貴氏が介添えしたが、その手をほとんど借りることなく、しっかりとした足取りで歩いた。

 4日には80歳の誕生日を迎えた北島。「演歌一筋。皆さんに支えられながら歌って参りました。これからも歩いていきます。55周年は終わりじゃない。始まりです」と現役を高らかに宣言した。

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