NHK会長 受信料値下げは「収支で余り出れば」 従来の説明に終始
NHKの籾井勝人会長が6日、定例の会長会見を開き、かねてから言及している受信料の値下げについて従来通りの説明に終始した。来年春からの値下げを望んでいるとの報道もあったが、「私からは何も決定しておりませんし、経営委員会にはかってもいません」と現段階では何も決まっていないことを強調した。
受信料を巡るさまざまな報道が出ていることを受け「どうして来年の春なんて時期が出たのか」と話し、「会長がやりたいとか、やりたくないとか、そういうことではないんですね。NHKというのは収支とんとんで走っているというところですから、収支で余りが出れば受信料で頂いた皆さまにお返しするのが当然であると」と受信料が値下げに至るプロセスについて、従来と同じ説明を繰り返した。
「籾井がどうだこうだという話ではない。A会長はやる、B会長はやらない、とそういうことではない」と収支次第で受信料は下げられるものだと主張した。