三浦春馬 来年大河で「ロス」と呼ばれる熱演誓う 井伊直親役

 棚田をバックに役衣装で並ぶ(左から)高橋一生、柴咲コウ、三浦春馬、前田吟=静岡県浜松の久留女木
棚田をバックに役衣装で並ぶ(左から)高橋一生、柴咲コウ、三浦春馬、前田吟=静岡県浜松の久留女木
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 俳優の三浦春馬(26)が7日、静岡県浜松市の棚田で行われた、女優・柴咲コウ(35)主演で来年1月8日にスタートするNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(総合、日曜後8・00)のロケ取材会に登場。“直虎の運命の男4人”の1人ながら前半で亡くなる元いいなずけの井伊直親役で「直親ロス」を呼ぶ熱演を誓った。

 直親は、幼少期の直虎といいなずけの関係にありながら、戦乱の世に翻弄(ほんろう)され、10年間離ればなれになる役どころ。再会したときにはヒロインは出家しており、結婚はかなわない…。

 複雑な感情と井伊家を支える責任感が両肩に乗る難役で「いちずな思いの中にも幼少期にお互いを思いやる気持ちと、成長して、好きと思う気持ちだけでなく、互いに国を思い、一緒に先を見つめていく重さを考えてお芝居していきたい」と意気込んでいる。

 現在放送中の大河ドラマ「真田丸」では、人気武将が亡くなるごとに「○○ロス」と、その人物を見ることができなくなることを嘆き悲しむ声がネット上を席巻中。9月18日放送回では石田三成(山本耕史)と大谷刑部(片岡愛之助)が回想シーンで亡くなり「三成ロス」「刑部ロス」の視聴者が大量発生。25日放送回では、主人公の父親でMVP級の存在感を見せた草刈正雄演じる真田昌幸が最期を迎え、「昌幸ロス」の声が相次いだ。

 直親は井伊家当主の父を桶狭間の戦いで失い、跡を継ぐも暗殺されてしまう。来年の放送時、視聴者は、その死をどう受け止めるのか。三浦は「ロスねぇ…」とつぶやき「物語の重要人物として彩りをするため一生懸命、芝居をしていく中で、結果的にさみしい、悲しい存在があって、後半の勢いや輝きにつながったら本望」と気合を入れていた。

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