稲垣吾郎 解散問われ「頑張ります」 メンバー初、ファンの前に登場
12月31日をもって解散するSMAPの稲垣吾郎(42)が8日、都内で、女優・本田翼(24)主演映画「少女」の公開初日舞台あいさつに登場した。8月14日の解散発表後、ファンの前に姿を見せるのは、メンバーでは初めて。ステージを去り際に報道陣から、「解散についてファンに一言」と声をかけられ、「頑張りますんで」と笑顔を浮かべ、コメントした。
香取慎吾(39)は9月27日に「平成28年産宮城米」説明会に出席していたが、会場には報道陣、関係者のみ。この日、紺色のスーツ姿で登壇した稲垣は、手を振り歓声を送るファンに、いつもと変わらぬ笑顔を見せた。
舞台あいさつでは、作品にちなんで、自身が感じた闇についてトークした。「僕は基本が闇なんです。部屋の中、闇。キャンドルしかない。蛍光灯がだめで…暗いですね。占いの館みたいだと言われる。暗い方が心地よい。間接照明とか落ち着く。あれ、みなさん、ひいてますね」と自虐ネタで笑わせ、友人がいるか心配されると、「友達はおじさんがいますよ。(家に)帰ってきて彼がいないことが一番の闇ですね。書かれるな、これ」と“同居”が話題となった50代男性“ヒロくん”をネタにし、盛り上げた。
映画は作家・湊かなえ氏の小説が原作。死の瞬間を見ようとする女子高生たちの物語。15年10月に撮影された映画で、稲垣は女子高生との間に起こったある事件から傷を負った老人ホームスタッフを演じた。作品については「この作品は人が生きていく中で、少なからず抱えている闇や傷に寄り添ってくれる作品。大好きな作品になりました」と話した。
稲垣は8月18日放送の文化放送「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」(木曜、後9・30)で解散発表後、メンバーでは初めて肉声で解散に言及。「既に報道で皆さんご存じだとは思いますが、SMAPは解散という形を取らしていただくことになりました。ファンの皆さまには突然の報告で驚かせてしまって、本当に申し訳ございません」などとコメントしていた。