ピース綾部 来年4月からNYに拠点に「夢捨てきれず」…コンビ活動休止
お笑いコンビ・ピースの綾部祐二(38)が8日、都内で会見を行い、来年4月からアメリカ・ニューヨークに“移住”し、俳優やコメディアンとしてのブラッシュアップを図ることを発表した。ピースは解散せず、芸人引退もしないものの、今後はNYに移り住むため、コンビとしては活動休止となる。
この日、単独ライブ終了後に会場内で会見し、「どうしてもアメリカで勝負したいという夢を捨てきれず、ニューヨークに“移住”することに決めました」と明かした。期間については「別に設けてないです。向こうに行ってビッグになるまで帰ってこないつもりでいます」と言い切った。
渡米後は、まずはコメディアンとして仕事を模索しながら、「まったくしゃべれない」という英語を数年かけて勉強するといい、「将来的にはハリウッドスターとしてレッドカーペットを歩きたい」と大きな夢を口にした。
綾部は03年、又吉直樹(36)とピースを結成。ルックスに定評があり、04年にはTBS系ドラマ「ラブ・ジャッジ2」で俳優デビューを果たした。その後もコンビ活動の傍ら俳優業も継続し、11年にはフジテレビ系「月9」ドラマ「幸せになろうよ」にも出演した。
その間、コンビとしても10年に「キングオブコント」で準優勝し、M-1グランプリで4位に入るなど、頭角を現した。同年にフジテレビ系バラエティー番組「ピカルの定理」でレギュラーに抜てきされ、一気にブレーク。当初は綾部の「熟女好きキャラ」などが目立ったが、又吉が15年に小説「火花」で芥川賞を受賞。綾部は又吉を「先生」と呼ぶなど、2人の立場に“格差”が生まれていた。
そんな中で綾部は、今年4月に放送された日本テレビ系「アナザースカイ」(金曜、後11・00)に出演。NYが中学時代からの憧れの地であったことを明かし、又吉の快挙を受けて自身もハリウッドデビューを目指してNYで勝負したいという思いを口にしていた。
綾部は昨年1月に初めてNYを訪れていた。