本田望結、3位で4年連続全日本ノービスへ きょうだい4人全員表彰台
「近畿フィギュアスケート選手権」(10日、大阪府立臨海スポーツセンター)
ノービスA女子で、女優としても活躍している本田望結(12)=京都醍醐FSC=が79・68点で3位に入り、全日本ノービス選手権(21日開幕、尼崎)へ4年連続の進出を決めた。最初のジャンプの3回転ルッツで転倒したが、その後は3回転-2回転、3連続2回転などをミスなくまとめた。「お芝居をさせていただいているので、表現は得意。スピンやステップはきれいにできたと思う」と自己評価する演技力も光った。
この日のノービスB女子では妹の紗来(9)=同=が自己ベストの65・09点で優勝。紗来と2人で初めて臨む全国の舞台を前に「妹も上に上がってくるので、2人ともいい結果が出せるようにしっかりと練習したい」と気持ちを引き締める。
姉の真凜(15)=関大中=は前日のジュニア女子で2位。「お姉ちゃんに追いつけるように、妹に負けないようにという気持ち。(きょうだいの存在が)プレッシャーではなく自信や勇気をもらえる」と切磋琢磨(せっさたくま)している。兄、本田太一(18)=関大高=もこの日のシニア男子で3位に入り、きょうだい4人全員が表彰台に乗った。
芸能活動にも励む望結は、テレビ朝日系「探偵少女アリサの事件簿」(今冬放送予定)でドラマ初主演が決まったばかり。撮影やセリフ覚えをしながら「毎日6、7時間くらい練習してきた」と超多忙な毎日を送る。
「どちらも中途半端にならないようにしたい。100%、100%で」と芝居もフィギュアも全力投球。全日本ノービスでは小学3年生時の8位が自身最高位だが、最終学年の6年生として悔いの残らない演技を目指す。