中山優馬主演の人気舞台「それいゆ」が再演「願いがかないました」

 今年5~6月に上演された俳優・中山優馬(22)の主演舞台「それいゆ」が、ファンの反響を受け、来年4月に規模を拡大して再演されることが12日、分かった。

 同作で、中山は昭和の人気画家・中原淳一さんを演じる。戦時中に雑誌「少女の友」の挿絵で少女たちに夢と希望をおくり、戦後には女性誌「それいゆ」などを創刊。夢を忘れがちだった時代の女性たちに、「美しく生きる」ことのメッセージを発信し続けた人生が描かれる。

 5月に開幕した東京、大阪の計13公演はいずれも満席となり、一部にはチケットが発売直後に完売したケースも。その後、初演を見逃したファンだけでなく、観劇したファンからも、関係各所に再演を希望する多数の手紙やメールが届いた。モデルになった中原さんの関連団体にも再演要望が届き、早期の再演が決定した。

 来春は、東京、関西に加え、新たに福岡でも上演される予定。

 中山は、反響を受けての再演決定について「このような作品にはなかなか巡り合えるものではないし、もっとたくさんの方々に観ていただきたいと思っていましたので、願いがかないました」とコメント。舞台の再演は初めての経験となるが、「前回よりも、より良いものを必ずお届けします!」とパワーアップを誓った。

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