ゴリ、沖水・栽監督を演じ笑いなしで役作り 「一番つらい仕事だったかも」
沖縄水産高校野球部元監督・栽弘義さんの人生を描いた映画「沖縄を変えた男」に出演したお笑いコンビ・ガレッジセールが14日、京都市内で行われた「京都国際映画祭2016」(16日まで)の上映会で舞台あいさつを行った。
栽監督役で主演したゴリ(44)は「一番つらい仕事だったかも」と撮影を振り返った。厳しい指導で部員を鍛え上げた同監督の人柄を表現するため「緊張感を保つように、野球部員役の役者さんと距離を置いていた。一切、笑いのない現場だった」と明かした。
体罰のシーンも多く「これを演じるには、現場でヘラヘラしていてはいけない。思い切り殴るので、NGも出せない」と、役作りのため厳しい雰囲気をキープしていたという。
相方の川田(43)でさえ「こんなに笑わない相方を見たのは初めて。ずっと下を向いていたので、お腹が痛いのかな?と思っていたくらい」と、その変貌ぶりに驚いていた。
ゴリは「栽監督は沖縄の偉人。監督の教え子も大勢、映画を見るでしょうから、ミスキャストと言われたくなかった」と役への思い入れを熱く語った。