アンジャッシュ渡部、ドラフト会場で高校&大学後輩の指名見届ける
野球マニアで知られるアンジャッシュの渡部建(44)が20日、都内で行われたドラフト会議を“生観戦”。自身の母校、都立日野高出身の桜美林大・佐々木千隼投手(22)への外れ1位5球団重複という球史に残るドラマを見届けた。高校の後輩のロッテの指名確定に加え、出身大学である神奈川大の浜口遥大投手(21)のDeNA外れ1位指名も確定。前評判の高かった佐々木投手の入札1位なしに複雑な心境を吐露しつつも、2人の後輩プロ野球選手が誕生することを喜んだ。
“生観戦”した渡部が歴史的指名を目撃した。「びっくりですよね。インパクトに残るドラフトでした」。後輩・佐々木への、外れ1位5球団重複という衝撃に興奮を隠せなかった。
佐々木の1位入札が予想された阪神は白鴎大・大山悠輔内野手を指名。虎ファンとして「金本監督が決めたことですから。大山選手を応援するだけです」と口元を引き締めると同時に、佐々木に向けてエールを送った。
「どこかに単独で1位指名されるより、外れ1位で5球団来た方が誇っていい。そうそうたる5球団じゃないですか。長いドラフトでこんなことはない。悔しい思いをしたと思うけど、これをバネにしてほしい」と力説。
「今までの野球キャリアも雑草ですからね。『都立の星』から桜美林ですから」と高校2年当時から熱視線を送ってきた後輩の奮起に期待した。同じ今ドラフトの目玉だった創価大・田中正義投手がソフトバンクから指名されたことで「同じパ・リーグ同士、ライバル関係を続けていってほしい」と願った。
日野高から史上初の1位指名に加え、神奈川大の浜口投手もDeNAの外れ1位に。「高校、大学の後輩を1位で取っていただけましたから。地元のチームに決まったわけですから、うれしいです」と“快挙”を喜んだ。
佐々木投手とは友人を通じて連絡を取れる関係で、「落ち着いたら一度ご飯でも食べようと。“おめでとうございます会”ですね」と直接、祝福する予定。年間50試合ほどという高校野球観戦に加え、後輩のドラ1選手誕生で、プロ野球観戦が増すのは確実。
「2人とも在京球団なんで、見に行きやすいですよね。キャンプも行きたいですね。スケジュール?交渉します」と笑顔。この日、お笑い芸人の顔を封印した渡部は、サプライズたっぷりのドラフトを満喫した。