「忍者」柳沢が不遇のアイドル時代語る 解散発表もないまま「自然消滅」
ジャニーズ事務所のアイドルグループ『忍者』の元リーダー、柳沢超(49)が20日深夜にテレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況報告~」(木曜深夜0・12)に出演。人気グループに挟まれた不遇のデビューから解散に至るまでを赤裸々に語った。
光GENJIの『光』こと、大沢樹生と内海光司の二人と同期だった柳沢は、後輩である諸星和巳が『GENJI』として先にデビューしたことへの不満を事務所社長のジャニー氏に伝えたところ、「タイミングが違うから」と言われ、数年はデビューできなかったデビュー秘話を語った。
ひと足先にデビューした光GENJIがどんどんスターになっていく中、4年後の1990年にデビューした忍者。事務所の方針で、アイドルなのに演歌部門となり、美空ひばりのヒット曲「お祭りマンボ」を「お祭り忍者」とタイトルを変えたカバー曲でデビューした。ちょうど美空ひばりの一周忌の時期と重なり、ひばりファンからは「なんでそんなジャニタレが歌うんだ、と言われました」と叩かれた当時を振り返った。
また、当時のアイドルの恋愛事情について、番組MCの次長課長・河本準一からの「恋愛は当然禁止?」という質問に対して「恋愛は別に何も言われなかったです。彼女はいましたし」と意外な回答をした柳沢。「ただ(彼女が)いるのをジャニーさんは分かるんですよね」と続け、「この間こういう髪型にしろって言ったのに髪型変えたよね?彼女いるでしょ?」というジャニー氏独特の言い方で、彼女好みの髪型にしていることを指摘されたという。
その後、出演できる音楽番組が次々となくなり、忍者として活躍する場が失われていき「仕事が減っていって、いつの間にか解散するとも言わずに…。仕事がなくなっちゃったんで。自然消滅でしたね」とコメント。「解散コンサートなし?」という質問にも「ないですね。解散とも言ってないです」とした。
ネプチューン・名倉潤からの「ファンは『本当に忍者消えよった』ってなったよな」という突っ込みに、共演者は爆笑。柳沢は「どこまで忍者の期間かって聞かれて答えられないですもん」と正式な解散発表もないまま、グループがなくなってしまった不遇なアイドル時代を語った。
一度は芸能界を引退し、サラリーマン生活を経験した柳沢だが、現在は芸能界に復帰し、ステージ演出や振り付けも手掛ける忙しい日々を送っているという。