張本氏の”内紛”発言、番組中の謝罪なしと中大・野村部長が明かす
野球評論家の張本勲氏が、TBS系「サンデーモーニング」(日曜、前8時)で、箱根駅伝本戦出場を逃した中大陸上部に関して「内紛があるそうだから…」と発言した問題について、中大法科大学院教授で陸上部部長を務める野村修也教授が22日、自身のツイッターで「サンデーモーニングから、明日の放送中に番組として謝罪するのは難しいとの連絡がありました。テロップ対応もお願いしましたが無理でした」と明かした。
張本氏は16日の同番組で、箱根駅伝の本選出場を逃した中大に関して「喝だ!歴史ある中央大がどうしました」と叱咤(しった)の言葉を向けるとともに、「情報によれば内紛があるそうだから…よく考えて立て直した方がいい」と発言した。
野村修也教授は番組放送直後、自身のツイッターで、張本氏の発言が「事実無根である」とし、TBSに対し訂正と謝罪を要求したことを明かした。番組は20日、公式ホームページで「誤解を招きましたことを、視聴者および選手をはじめとする関係者の方々にお詫び申し上げます」と謝罪。野村教授も「番組の誠実なご対応に感謝申し上げます」と謝意を表していた。
しかし野村教授はこの日、求めていた番組内での謝罪が断られたことを明かした。その上で「後は、張本さん個人のスポーツマン精神に期待するだけです。選手の名誉回復のため、コーナー冒頭に『自分に喝!』と言ってくださるものと信じています」と呼びかけた。