ＥＸＩＬＥや三代目Ｊ　Ｓｏｕｌ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓら多くのアーティストを擁する芸能事務所の「ＬＤＨ」が２３日、公式ホームページで「２０１７年よりＬＤＨの新たな夢と未来へ向けて、ＬＤＨを新たに再構築し動き出していきたい」とし、グローバル・エンタテインメント企業になることをめざして挑戦することを宣言した。そのために会社組織を全面的に改革し、２つの再構築とコンプライアンスの強化を行っていくという。

　ＨＰには社長のＨＩＲＯ（４７）が長文で今後の活動の趣旨を説明した。

　１つ目の再構築は、『世界基準でエンタテインメントを創造する体制づくり』。日本国内を拠点とする現ＬＤＨを「ＬＤＨ　ＪＡＰＡＮ」と改め、アメリカ拠点となる「ＬＤＨ　ＵＳＡ」は、ニューヨークで２年前より開校しているＥＸＩＬＥ　ＰＲＯＦＥＳＳＩＯＮＡＬ　ＧＹＭ（ＥＸＰＧ）、トップアーティストをめざす日本の子どもたちを育成するａｖｅｘとの共同プロジェクト「ＰＲＯＪＥＣＴ　ＴＡＲＯ」を展開し、またロサンゼルスには新たにＥＸＰＧの開校を予定しており、さらに活動していきます。

　アジア拠点となる「ＬＤＨ　ＡＳＩＡ」は、台湾で７年前よりＥＸＰＧを開校し　ＬＤＨ　ＦＬＡＧ　ＳＨＩＰ　ＳＨＯＰを展開しており、さらに今後は中国、韓国などアジアで活動していきます。ヨーロッパ拠点となる「ＬＤＨ　ＥＵＲＯＰＥ」は、新たにＬＤＨの仲間となったＡｆｒｏｊａｃｋとともに、イギリス、ドイツ、フランス、オランダを中心としたヨーロッパで活動していくという。

　４つの拠点に対してエンタテインメントのプロデュースとクリエイティブのみを統括するグローバル組織として「ＬＤＨ　ＷＯＲＬＤ」をクリエイターやプロデューサーを中心に新たに設立する。

　現在、ＬＤＨの社長を務めるＨＩＲＯは「ＬＤＨ　ＷＯＲＬＤ」で新たにクリエイティブ・リーダーを務める。ＨＩＲＯは「今まで以上に世界のエンタテインメントに視野を広げ、ＬＤＨのクリエイティブを統括し世界基準のエンタテインメントを創造することに集中していきたいと考えています」とさらなる成長と飛躍を誓った。

　２つ目の再構築は、『ＬＤＨ本来のスタイルへの原点回帰』。ＬＤＨはＥＸＩＬＥメンバー６人が自分たちの夢を叶えるために作った会社「エグザイルエンタテインメント」が発展して生まれたことを踏まえ、所属メンバーであっても将来の夢としてメンバー本人が望むのであれば、会社組織にスタッフとして入り、会社運営に携わっていくという。

　ＨＩＲＯは「全員で夢に向かって挑戦していきたいと考えています」としている。